
2014/10/10
B1F「第2甲板」
この階は、観測隊員や一般乗組員の居住区になっています。
医務室、歯治療室、理髪室などもあり、現役時代は最もにぎやかな場所でした。
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- B1F「第2甲板」
医務室
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- 医務室
ふじの航海の約5カ月間、乗船者約230人の健康をあずかっていたのがこの医務室です。手術のできる設備もあり、専門医が衛生教育、健康診断、診療にあたっていました。奥にはベッド数3床の病室もあります。
理髪室
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- 理髪室
ふじの乗組員で手先の器用な人が理髪師をしていました。出港前に特別訓練を受けての“にわか床屋さん”ですが、腕は確か。予約制、洗髪なし、髭剃り無し、料金は無料でした。
第12観測隊員室の居室
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- 第12観測隊員室の居室
ふじの乗客である観測隊員の居室です。観測隊員寝室は同じフロアに18室並んでおり、2人部屋と4人部屋があります。ベッド、机、ソファー、洗面台などの設備はありますが、バス、トイレは室外です。
一般乗組員の居室
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- 一般乗組員の居室
幹部乗組員と先任海曹を除く一般乗組員約105人分の居室です。約150平方メートルの空間に3段ベッド27台、2段ベッド14台がおかれています。船首部にも第1居住区として同じように60人分の居室があります。消灯時間は午後10時でした。
電気推進しくみシアター
一般的な船がディーゼルエンジンでスクリューを回すのに対し、ふじのエンジンは「直流ディーゼル電気推進方式」を採用しています。これはディーゼルエンジンで発電をし、電気の力でスクリューを回すというものです。砕氷艦としての「ふじ」の特殊な構造と電気推進方式について、わかりやすく説明しています。