2017/02/09
22
ブリッジは船の中枢部で、操船し、船内各所に指令を出すところです。操舵装置を始め、レーダー、監視用テレビなどさまざまな装置類があります。
伝声管
電話が無かった時代の船に、他の部屋と会話をするために備えられていた管です。その名残が「ふじ」にもありますが、電話の予備という位置付けで、あまり使用されなかったようです。
- 伝声管
操縦ハンドル
船のエンジンに速力を伝えます。一般の船舶と異なり、氷海を進む際のチャージング航行では前進と後進を頻繁に繰り返します。上部には「速力区分 発停増減速区分」が掲示されており、航行の速度は細かく区分されています。
- 操縦ハンドル上部の「速力区分・発停増減速区分」
艦外の号令
艦外に流れている号令は、ふじが「チャージング航行」を行う際のものです。上官が指令を出し、乗組員が操作する際に復唱します。「間もなく乱氷帯に入る」「5度合わせ」「ヨーソーロー」「両舷前進第一強速」「両舷停止」「両舷後進半速」「チャージング航行を行う」等の発声が聞き取れます。
艦長室・観測隊長室
- 艦長室
- 公室の奥の部屋が居間兼居室の艦長室で、バス・トイレつきです
CIC室(コンバット・インフォメーション・センター)
船の情報センターで、各種電子機器、航海機器等がまとめて配置されており、船やヘリコプターの安全な運行を助ける役目を果たしていました。
- CIC室